明日の追手門学院大学のイベントは「ダンス表現フェスティバル」というタイトルです。最初はあまりピンときませんでしたが、イベントのプログラム内容をみるとそのタイトルの意味がわかり始めました。言うまでもなくダンスはひとつの表現方法です。

何を表現するのか。

踊りたいから踊る。カッコよくおどりたい。踊るのが好きだ。そんなシンプルな原理だけで踊ってもかまわない。ダンスで芸術を追求しているわけではないかもしれない。

もともとダンスは、なんらかのやむにやまれぬ情動であったり、呪術的な動作であったり、収穫への感謝であったり、もする。

ただ、クラブ活動としてダンスを練習するとき、技術の向上はもちろんのこと、ダンスで何を伝えようとするのかも考えたほうがよいし、そのほうが技術も向上する。つまり表現としてのダンス、である。

一条高校ダンス部は、そのことを常に考え、追求し続けてきたし、今も追求している。ダンスで何を伝えたいのか。

今日、練習を見ていて感じたのは、明日踊る作品。この作品は感情を表現するのではない。感情を超えた意思の表現であること。もちろん感情は表現する。その上で意思の強さを表現する。そのように感じた。

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